和牛の等級とは？
高級牛肉のラベルにある「A5」や「B4」といった等級は、日本食肉格付協会（JMGA） が行う「牛枝肉取引規格」に基づく格付けです。
和牛の等級は大きく分けて 歩留等級（A～C） と 肉質等級（1～5） の組み合わせで決まります。
例：A5ランク
- 歩留等級：A（可食部分が多い）
- 肉質等級：5（最高品質）
歩留等級（A～C）
牛の枝肉からどれだけ食べられる部分が取れるかを評価する基準です。
- A等級：標準より良い（可食部分が多い）
- B等級：標準
- C等級：標準より低い（可食部分が少ない）
肉質等級（1～5）
肉の品質を評価する指標で、以下の4項目を総合的に判断します。
- 脂肪交雑（サシの量・BMS値）
- 肉の色沢
- 肉の締まり・きめ
- 脂肪の色沢と質
この4項目を総合して 5が最高・1が最低 とされます。
「A5ランク」とは？
A5ランクは「歩留等級A」＋「肉質等級5」を意味し、和牛の中でも最上位の評価。
ただし「必ずしもA5＝一番美味しい」ではなく、料理や好みによってA4やBランクの方が合う場合もあります。
等級と美味しさの関係
- A5ランク：とろける霜降り。ステーキやすき焼き向き。
- A4ランク：霜降りと赤身のバランス。幅広い料理におすすめ。
- Bランク：赤身比率が高め。焼肉や健康志向の方に人気。
等級別おすすめブランド牛一覧
ここからは、等級ごとに人気のブランド牛を紹介します。
ブランドごとの特徴を知れば、自分の嗜好に合った和牛選びができます。
🥇 A5ランクにおすすめのブランド牛
最高級の霜降りを楽しみたいなら、以下のブランドが代表格です。
- 松阪牛（三重県）：脂の甘みときめ細やかさで「肉の芸術品」。
- 神戸ビーフ（兵庫県）：世界的に知られるブランド。繊細な霜降りと上質な脂。
- 近江牛（滋賀県）：日本最古のブランド和牛。柔らかく上品な旨味。
- 米沢牛（山形県）：東北を代表。とろける食感で贈答用にも人気。
👉 特別な日や贈り物に最適。
🥈 A4ランクにおすすめのブランド牛
サシと赤身のバランスが良く、料理の幅が広いのが特徴です。
- 飛騨牛（岐阜県）：甘みのある霜降りで、しゃぶしゃぶや焼肉にぴったり。
- 仙台牛（宮城県）：全国で唯一「肉質等級5」のみを名乗れるブランド。A4は食べやすさが魅力。
- 宮崎牛（宮崎県）：全国和牛能力共進会で最高賞を複数回受賞。A4はコスパ良し。
👉 家族での食事や日常のごちそうにおすすめ。
🥉 Bランクにおすすめのブランド牛
赤身が多く、脂控えめであっさり食べたい人に向いています。
- 日本短角牛（岩手県など）：赤身中心でヘルシー志向に人気。
- 褐毛和牛（熊本県・高知県など）：脂肪が少なく、肉の旨味をしっかり感じられる。
- 但馬牛（兵庫県）：A5だけでなく、赤身寄りのランクも旨味が濃厚。
👉 健康志向や赤身好きの方に最適。
和牛の等級を選ぶときのポイント
- 等級だけにこだわらない
→ 自分の好みや料理に合わせて選ぶ。 - ブランド牛の特徴を知る
→ 松阪牛はサシ重視、短角牛は赤身重視、と選び方が変わる。 - ふるさと納税を活用
→ A5ランクの高級和牛もお得に楽しめる。
ふるさと納税で楽しめる和牛
ふるさと納税の返礼品には、等級付きブランド牛が多数ラインナップされています。
A5ランクの松阪牛から、赤身の旨味が強い短角牛まで幅広く選べます。
まとめ
- 和牛の等級は「歩留等級（A～C）」＋「肉質等級（1～5）」で決定
- 「A5」は最上級だが、必ずしも全員にとってベストではない
- A5は霜降り重視、A4はバランス型、Bランクは赤身重視と覚えると選びやすい
- ブランド牛ごとの特徴を知れば、もっと楽しく和牛を味わえる
和牛は等級とブランドの両方を意識することで、自分にぴったりのお肉が見つかります。
ぜひ「等級×ブランド」で選んで、最高の和牛体験をしてみてください。
参考リンク
運営者について
運営者は現役AFP（アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー）資格を保有するファイナンシャルプランナー。専門的な知識に基づき「ふるさと納税の選び方」「おすすめ返礼品」「節税・資産形成のポイント」を、初心者にも分かりやすく解説しています。
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